2010年12月11日土曜日

企業内の機器全てをコントロールしてしまう(可能性のある)EnergyWiseで気になる2つのこと

エネルギーの見える化や削減制御などに携わる立場としてEnergyWiseの説明を受けて来た。
EnergyWiseに関する基本的な情報に関してはこちらなどを参照。
気になるのは、EnergyWiseがどれほど普及するのか?
ちなみにEnergyWiseはcatalystというシリーズのスイッチのほとんどの製品で対応するらしい。
まず、Ciscoとしてのシェア。
Dell'Oro Groupによれば、Ciscoは、2007年のLANスイッチ市場(180億ドル規模)で71.5%のシェアを占めている(Juniperは、同社初の企業向けLANスイッチとして「EXシリーズ」を2008年3月に出荷したばかりのため、シェアはまだカウントされていない)。
Cisco様すごいです。
Ciscoのサービスの説明を受けててプラットフォーム戦略(?意味あってるかな)が多いと感じたんだ。
次に、Ciscoのスイッチにはどんなシリーズがあるんだろう?かというと
基本的なLANスイッチがcatalystなのでCiscoのスイッチが入っているといえばcatalystですね。って感じなのでしょうか??
てことはうちの社内には絶対あるだろうし、ほとんどの企業にありそうですね。
2つ目の気になること。
EndPoint(PCなどスイッチにぶら下がる機器)はネットワークに接続されており、EnergyWise対応製品でなければならないこと。
EnergyWise対応製品は現状ほとんどないし、対応することで得られるメリットもまだ薄い。しかし、PCなどの類であればCiscoがEnergyWiseに対応するためのソフトウェアを配布し、インストールしてもらえば済むはなしかもしれない。対応することで得られるメリットを高めることと、いかに楽に対応できるかがキー。
また、エネルギーのコントロールを目的とする場合、現状、ネットワークに接続されていないコンセント接続機器や照明、空調は対象外となってしまう。
将来的にビル管理システムなど設備につながるように計画しているみたいだけど、セキュリティポリシーとしてつなげさせてくれるビルは少ないであろうことと、制御までさせてもらえるかは疑問である。
ここらへんクリアして是非EnergyWiseが新たなビジネスのプラットフォームになってもらいたいものです。