2011年2月26日土曜日

きっとまじめなんだと思う。

ISO50001の認証を世界で始めて取得したのは日本の会社です。
それは大日本スクリーン製造株式会社という企業。
半導体製造装置やフラットパネルディスプレーなどを製造しているようです。

認証を受けたことを 2010 年 7 月 27 日に公式HPで発表(PDF)しています。

目的は、

  • エネルギーコストやCO2 排出量などの定量的な把握
  • エネルギー効率の改善によるコストダウン
  • お客さまからのさらなる信頼感の向上

ということらしいです。

もともとこのような取り組みを長年やっているからこその第一号なのでしょうね。

こつこつ勉強して英語マスターしたぜと思ってたら社内英語公用語化が決まったみたいな。
そんな勤勉な、まじめな企業なのかなと勝手に思ってみました。

2011年2月24日木曜日

ビル、さらには都市までをまるごとコントロールできてしまう IEEE1888 UGCCNet (FIAP)

IEEE1888 UGCCNet が承認されました。

UGCCNet - Ubiquitous Green Community Control Network Working Group

この規格は東大グリーンICTプロジェクトで開発されていました。
通称FIAPです。

FIAPの概要 - 東大グリーンICTプロジェクト


ざっくり言うと、
ビルやビルをつなぐネットワーク上には様々なセンサやアクチュエータ機器、またそれらのデータを管理するデータベースやアプリケーションなどが存在します。
それらの機器間でインタラクティブなやりとりを行うためのシステムモデルや通信プロトコルの規格です。

2011年2月23日水曜日

「エネルギーマネジメントシステム」ISO50001とは?

このマネジメントシステムは、企業・事業所等の組織が、経営層の寄与の下、現在・過去の組織のエネルギーに関連する活動を比較・分析し、組織のエネルギー効率、エネルギーパフォーマンス、エネルギーマネジメントシステムそのものを改善し続けるよう活動する枠組みを提供するものです。エネルギーについては具体的には定義されず、管理対象となるものは組織自身が決定することになりそうです。また、経営層が任命したエネルギーマネジメント責任者が、エネルギーマネジメントシステムの実施に関する権限を持つようにもなりそうです。  
引用元:ISO って何?
規格の内容は、ISO9001に配慮しつつ、概ねISO14001をベースとしたつくりになっています。エネルギー使用の状況把握としてエネルギープロファイルを作成し、最初のエネルギープロファイルから当該組織のエネルギー使用の「ベースライン」を作成、これが1つの基準となります。その後のエネルギープロファイルはこの「ベースライン」との乖離で評価されることとなります。また、設定されるエネルギー目的・目標に対する達成状況も評価されることになります。 
引用元:JMAQA

ポイントは、ISO14001が継続的に改善していくPDCAサイクルを構築することが要求されることに対し、このISO50001では、企業が使用するエネルギーのベースラインを設定し、そのラインから上がったか下がったかを具体的な数値で評価されるというところでしょうか。